MIS足の外科センター −足治療に「優しさ=MIS」を
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MIS足の外科センターについて

足治療に「優しさ=MIS」を
MIS・足の外科センターでは海外からの知見を積極的に取り入れ、足の疾患でお困りの方に適切な診断と最新の治療法を提供しています。豊富な治療実績を有するだけでなく、国内・外における学術活動も積極的に行ってきた日本足の外科学会認定医が対応しており、装具などによる保存療法から最小侵襲(MIS)手術にいたるまで、幅広い治療選択肢を提案することが可能です。中でも、外反母趾や内反小趾などの足趾の変形(前足部変形)、扁平足、変形性関節症(関節軟骨のすり減り)、強剛母趾に対する“傷が小さく身体の負担が少ない”MIS治療に対応しています。
「外反母趾や足趾の変形からくるイヤな痛み」
「普段履いている普通の靴すら履けなくなった」
「変形した足を人に見られたくない」
「歩くと足の痛みがツラくて温泉やバス旅行にも消極的になった」
“足に関する”生活上の不安だけでなく、将来に対する希望はありませんか。「これさえなければ、もっと積極的になれるのに…」とお悩みの方、是非当院へご相談ください。

足の外科学会認定医 倉茂 聡徳
足の外科とは
足の外科は、足首からつま先までの骨・関節・腱・靭帯の外傷、障害および変形などを専門的に治療する整形外科分野です。足の構造は手によく似ていて複雑で、全身の三分の一に及ぶ骨・関節構造を有しており、数多くの疾患を生じ得る器官です。
人類は二足歩行を獲得したことで手を含む上肢の自由を獲得し、創造的な活動が可能になりました。しかしながら、常に地面に足をついた生活を余儀なくされているため、ひとたび足の病気や変形などによって痛みや運動の制限を生じると、立ち仕事やジョギングやランニングといったスポーツ活動だけでなく、日常生活での移動にすら支障を来たします。また、足を起点とする下肢の機能障害は、上肢による補助(杖や手すりなどの使用)を要することで四肢全体としてのパフォーマンスを低下させ、生活の質を著しく低下させます。
足は私たちの日常生活を支え続けるだけでなく、仕事やスポーツ活動を行ったりダンスなどの芸術活動を行ったりと、様々な活動に欠かせない重要な運動器官です。
足の外科認定医制度について
海外(米国など)では足病医として足に関する専門資格が確立していましたが、本邦でもようやく日本足の外科学会により認定医制度が立ち上げられました。しかし、まだ国内で足の外科認定医による診療が行われている施設は、ごく一部に限られているのが現状です。

外来診療担当について
外来診療担当については以下のボタンよりご確認ください。
※ 紹介状をお持ちの方は、優先的にご予約いただけます。
怪我等の早急な対応が必要な際は、予約センターか窓口までご相談ください。
治療内容
専門医による高度な足の外科治療とMIS技術の導入
令和5年、倉茂聡徳医師の着任後に開設した当センターでは、国内でも有数のMIS技術を有する足の外科認定医が治療を担当します。千葉県柏市など地域の患者さんだけでなく、近隣の医療機関(近隣の都道府県や東葛北部医療圏:流山、松戸、野田、我孫子市)を中心に、さらに遠方の全国医療機関からの紹介患者さんに向けて足の外科に特化した専門的診療を行っています。
※ 2024年1月現在、千葉県における“足の外科病院”10施設(日本足の外科学会ホームページ参照)
診療にあたっては装具療法を含む保存療法から手術にいたるまで、幅広く最適な治療法を提案しています。手術治療を選択した場合でも、低侵襲でありながら高い治療効果を引き出すように心がけています。
MIS(エム・アイ・エス)を用いた治療について
当センターが注力している治療として足趾の変形矯正がありますが、これには骨や腱などの処置を要するため従来、2〜10数cm(センチメートル)の皮膚切開が必要でした。当センターでは、全国に先がけて数mm(ミリメートル)前後の極小切開と専用の手術デバイスを組み合わせることで、様々な足指の変形を矯正しています(MISを用いた治療)。
このMISによって、従来の手術法と比べ圧倒的に傷が小さく術後の痛みも少ないため、手術後の回復が速やかでリハビリの開始時期と進捗が早いというメリットがあります。
※ 合併症は従来法と同等か少ないとされている。
詳細はMIS足の外科センター・外部ホームページをご覧ください。
酵素注射療法をご検討されている方々へ
足の外科認定医制度について
海外(米国など)では足病医として足に関する専門資格が確立していましたが、本邦でもようやく日本足の外科学会により認定医制度が立ち上げられました。しかし、まだ国内で足の外科認定医による診療が行われている施設は、ごく一部に限られているのが現状です。
主な対象疾患
| 前足部 | 外反母趾、強剛母趾、槌趾・ハンマー趾、MTP関節脱臼・亜脱臼、 内反小趾、趾節間外反母趾、母趾種子骨障害、各種関節症・足趾変形、 モートン病、フライバーグ病など |
| 中足部 | 有痛性外脛骨障害、リスフラン靭帯損傷、変形性リスフラン関節症、 足根骨癒合症、中足骨骨折(疲労骨折を含む)など |
| 後足部 | 足底腱膜炎、アキレス腱周囲炎、アキレス腱症、足根洞症候群、 腓骨筋腱脱臼、三角骨障害、踵骨骨折、距骨骨折など |
| 足関節 | 変形性足関節症、足関節骨折、足関節捻挫(足関節周囲の靭帯損傷を含む)、足根管症候群、距骨壊死、距骨骨軟骨損傷など |
| その他 | 関節リウマチによる足部変形、扁平足、骨腫瘍性病変(内軟骨腫)など |
| 留意事項(案内) | 巻爪・陥入爪 → 皮膚科・形成外科、下肢静脈瘤 → 血管外科 |
※ 巻爪や陥入爪は皮膚科での治療となります。また、下腿静脈瘤、足底全体のしびれ、下腿の浮腫は足外科疾患以外が原因であることが多いため、まずは一般外来の受診をお勧めします。
手術について
手術の適応について
鎮痛剤や装具を使用しても痛みや変形が改善しない場合、手術の対象となります。
外反母趾をはじめ、ほとんどの足趾の矯正手術は保険での治療が可能です(保険診療)。稀に対象外の変形や疾患もありますが、部分的にでも最小侵襲手術の手技を使うことで、その利点を活かすことができます。
従来法と同様、感染している、血流に問題がある、重度の糖尿病、喫煙、術後の安静が守れない、ハイヒールを履きたい方などの場合には、積極的に手術はお勧めしていません。
※ MISにおける合併症の発症率は、従来法と比較して同等か少ないとされています。
手術前・手術・退院後の流れ/ 注意点
当センターにおいて、手術の前に外来で行う診察と検査について、その手順と注意点をご紹介します。
外来足趾の変形矯正の治療を行っておりますが、その際には以下の点にご注意ください。
手術前について
すでに当該疾患で受診されている病院(前医)がある場合には、できる限り紹介状をお持ちいただくようお願いいたします。
前医からの紹介状には、疾患の病状や過去の治療歴、合併症・基礎疾患に関する内容等が記載されており、当院での診断や治療方針の決定に役立ちます。
紹介状が無い場合、紹介受診重点医療機関における選定療養費(2024年2月1日から7700円)と当院で必要と判断される検査等の費用をご負担いただきます。
次に、重大な合併症や検査結果に異常があった場合、事前にその当該科の受診や、かかりつけ医からの情報提供が必要となる場合があります。
※ 具体例:糖尿病や高血圧などの全身性の疾患がある場合や、足首や膝など他の関節にも変形や炎症がある場合は、手術の適応やリスクが変わる可能性があります。これらを総合的に判断し、手術の適応か否か、どの術式が望ましいか検討しています。
手術・退院後について
ごく軽度の変形矯正では日帰り手術が可能なこともありますが、原則手術の前日に入院となります。入院手術の際、麻酔は麻酔医が担当します。
手術後は、実施した術式(複数術式の組み合わせ等)によって異なりますが、多くの場合、翌日から痛みの許す範囲で靴型装具を付けて歩行訓練を開始しています。経過に問題なければ、数日で退院可能となります。余裕をもって十分な入院期間(リハビリ含む)を希望される方は、外来にて事前にご相談下さい。
抜糸:手術後、約2週が目安。
※ 足趾骨切り部の仮止めワイヤー併用→約3週で抜去。
装具の使用:約6週間前後の場合が多いです。その後、運動靴などに変更します。
退院後の通院の目安:最初は1〜2週おき、その後は徐々に間を空けていきます。順調なら、手術後3か月以降は3〜6か月おきに、必要に応じておよそ1年後まで経過をみます。
※ 元々の変形が重度の方では、1年後その後も受診していただく場合があります。
以上が当センターで手術前・手術・退院後の流れになります。足趾の変形は放置すると症状が悪化し日常生活に支障をきたすため、早期の診断と適切な治療が重要です。お困りの方は当センターへご相談ください。
対象疾患や疾患別の手術方法についての詳しい内容は、MIS足の外科センター・外部ホームページを御覧ください。
手術後のリハビリについて
毎週、足の外科認定医と整形外科チーム医師、整形外科担当リハビリスタッフ(理学療法士)、看護師などを含めた多職種カンファレンスを行い、手術後の経過やリハビリ進捗状況などについて検討を行っています。
足の外科疾患の紹介
足の外科治療の症例紹介 ― 専門医による多様な手術実績
外反母趾に対するMICA法(Minimally Invasive Chevron/Akin osteotomy)と内反小趾に対する中足骨骨切り術

強剛母趾

症例)人工指関節置換術による治療を行うことで、仮に関節がムチランス様(ぶらぶら)の変形を生じていても、曲げ伸ばしの腱(けん)や筋肉が機能していれば、説明)関節鏡視を併用した関節縁・骨棘切除(cheilectomy)と基節骨の背屈骨切りを施行。
単純レントゲン側面像(左の画像):手術前に見られる関節縁・骨棘(赤の矢印頭)はほぼ消失している(青の矢印頭)。
同正面像(中央の画像):狭小化した関節裂隙(赤の矢印頭)が手術後は明瞭に描出されている(青の矢印頭)。
手術翌日から靴型装具をつけて全足底荷重歩行を開始。機能的回復と整容的改善が期待できます。
この症例では、手術前にみられる母指から小指のMP関節が変形と破壊された状態を、関節包や側副靭帯といった軟部組織のリリース、靱帯再建、伸筋腱のリアライメント、傷んだ関節面の切除と人工関節への置換など(人工指関節置換術)の包括的処置(通常の保険診療)によって治療しました。こうした手術の効果には個人差があり、また感染症や変形再発などのリスクを有します。良い状態を維持するためには、関節リウマチのコントロールを良好に保つとともに、手指の可動域訓練などのリハビリ、後療法に取り組む必要があります。自己負担額:約10万〜20万円(高額医療の対象における年齢、年収による変動有り)
リスフラン関節症、外反母趾

内転中足、外反母趾

リウマチ足(外反母趾、MTP脱臼、ハンマー趾)
