概要・特色
一般的な外傷から再建外科、リンパ外科まで幅広い治療に対応
すり傷、切り傷、やけど、できもの、顔の骨折、表在性先天異常など、全身の整容面に関わる治療を行う形成外科。ケロイド状に盛り上がったり、ひきつれを起こしたりしている傷跡の治療、腫瘍切除術やこれに伴う組織や機能の欠損に対する再建外科にも対応しています。当院では、腕や脚のむくみなどの症状が出るリンパ浮腫治療を得意とし、専門の外来を開設。リンパ浮腫は、がんの手術でリンパ節を切除した後に発症しやすい疾患で、腕や脚が腫れて熱を持つ蜂窩織炎という症状が特に問題になります。マイクロサージャリー(微小外科)と、医療リンパドレナージの専門性を持つ理学療法士のチームによる複合的理学療法のどちらにも対応しているのが強みです。
常磐地域全体でリンパ浮腫の専門的治療を行っている病院は少なく、その中でも当院は外科治療と理学療法士による複合的理学療法を組み合わせた治療ができるため、包括的かつ適切な治療を提供できると考えています。
主な治療内容
リンパ浮腫、眼瞼下垂、外傷全般、やけど、表在性先天異常、顔面骨骨折、瘢痕拘縮、褥瘡、難治性潰瘍、良性・悪性皮膚腫瘍
リンパ浮腫とはリンパ液が過剰に皮下組織内に溜まってしまった状態のこと。原因は主に2つあり、一つは生まれつきリンパ管の形成不全や機能障害がある場合、もう一つは外傷や手術でリンパ節を切除したり、放射線を照射することによりリンパ経路に障害が生じた場合です。手足がむくむ症状から発生し、熱を持ち蜂窩織炎という状態に進行すると緊急的な治療が必要となります。
リンパ管静脈吻合術とはリンパ浮腫の治療法の一つで、リンパ管と静脈のバイパスを作り皮下組織に溜まったリンパ液を静脈に流すものです。低侵襲で傷跡が小さいのが特徴です。従来はストッキングなどで圧迫して症状を抑える治療しかありませんでしたが、当治療法の開発によって高度に進行する前であれば根治をめざせるようになってきています。当院ではリンパセラピストによる複合的理学療法と組み合わせることで、さらに効果を高めています。
重症化すると皮膚の感染症や歩行障害に至る場合もあり、早期の治療開始が大切です。
パンフレット
パンフレットはこちらからご覧ください。(pdfが開きます)
保存療法(手足むくみ外来)
手足のむくみをケアする専門の外来を開設しました。専門のセラピストによるむくみケアを行います。
1.スキンケア
日常的に皮膚の状態を確認し、「皮膚の潤いと清潔を保つこと」と「外的刺激から皮膚を守ること」の2つの面からケアを行います。患肢の炎症、傷や熱感、発赤等が起きていないか、チェックが大切となります。
2.医療リンパドレナージ
ゆっくりとしたマッサージ法で、患肢に貯留したリンパ液を正常に機能するリンパ管へ誘導するものです。また、セルフドレナージをすることにより、ご自身で肌に触れて、肌の変化を把握していただくことも大切です。
3.圧迫療法
リンパ浮腫や静脈性浮腫を改善する上で重要な治療法です。弾性ストッキング等で外から圧を高め、体液やリンパ液が細胞の間に漏れたり溜まったりすることを防ぎます。
4.圧迫下での運動療法
圧迫療法を行った上で運動を行うことにより、筋ポンプ作用が高まり、リンパ液や細胞の間の体液の排液が促進されます。
5.セルフケア指導
セルフケアを行うことにより、治療の効果を持続させ、症状の重症化を防ぎます。また、自分の体に触れることで小さな変化に気づきやすくなり、炎症などの合併症や悪化を防ぎます。
日時
金曜日 9:00~11:00 13:00~16:40
※予約は当院形成外科受診時にお申しつけください。
料金
※自費診療となり保険診療と同日での施術はできません。
| 複合的理学療法 | 60分 8,640円 |
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| 4回 回数券 | 60分×4回 32,400円 |
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| 弾性包帯、弾性着衣調整 | 1回 1,000円(税込み1,100円) |
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担当者
松森 しのぶ
理学療法士、リンパドレナージ担当
高橋 成美
理学療法士、リンパドレナージ担当
パンフレット
パンフレットはこちらからご覧ください。(pdfが開きます)
体の浅い部分のけが、やけどなどはすべて形成外科の治療分野です。例えば、擦り傷、切り傷、やけど、しもやけ、顔の骨折、それに交通事故などにより皮膚が欠損してしまった場合なども治療します。また、以前のけがの傷跡で、ケロイド状 (傷跡が盛り上がった状態)になったもの、ひきつれをおこしているもの、顔の骨が折れて顔のゆがみを来しているものなども形成外科の治療分野です。形成外科では、患者さんの見た目もできるだけ良くすることを考えて治療をしています。手術の後の目立つ傷跡もできるだけ目立たなくすることを心がけています。
顔面骨骨折は結膜や口腔内などからプレートを入れるなど、傷跡が極力目立たないように治療する
Ⅲ度熱傷でひきつれが強く運動障害が残っているため、筋肉や皮膚の移植術を行う治療がある
主に体の表面の良性、悪性の腫瘍をできるだけ機能や形態を損なわないように治療する分野です。また、他科の手術で失われた組織を治すことも可能です。
鼠径部の悪性皮膚腫瘍を切除後、周囲の皮膚を移動して被覆し、ひきつれや瘢痕が目立たないように治療
体の表面の形や色に関する生まれつきの異常はすべて形成外科で行います。耳、口、鼻、まぶた、へそ、性器、手指などの多くの病気があります。種々の色素沈着やあざの治療も行います。
埋没耳でマスクやメガネなどかけられない症例で、耳介の形成処置と後面から皮膚の移植を行い形態を修正します。
治療実績
| 集計期間 | 2019年1月1日~2019年12月31日 |
| 形成外科 | 新患者数 824 |
| 形成外科 | 入院患者数 216 |
| | 入院 | 外来 | 計 |
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| 全身麻酔での手技数 | 32 | | 32 |
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| 腰麻・伝達麻酔での手技数 | 31 | | 31 |
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| 局所麻酔・その他での手技数 | 185 | 715 | 900 |
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| 入院または全身麻酔の手技数計:248 |
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| 外来での腰麻・伝達麻酔、局麻・そのほか手技計:715 |
| 合計系数:605.5 |
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※件数の条件
- 入院手術または全身麻酔手術の手技数の合計が認定施設150以上、教育関連施設80以上であること
- 「入院手術または全身麻酔手術1例を系数1.0」、「外来での腰麻・伝達麻酔、局麻・その他1を系数0.5」とした場合の合計係数が認定施設200以上、教育関連施設130以上であること
| 疾患大分類手技数 | 入院 | 外来 | 計 |
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| 全身麻酔 | 腰麻・伝達麻酔 | 局所麻酔・その他 | 全身麻酔 | 腰麻・伝達麻酔 | 局所麻酔・その他 |
| 外傷 | 17 | | 4 | | | 246 | 267 |
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| 先天異常 | | | 6 | | | 4 | 10 |
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| 腫瘍 | 11 | 9 | 28 | | | 367 | 415 |
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| 瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド | | | 1 | | | 3 | 4 |
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| 難治性潰瘍 | 1 | 4 | 4 | | | 21 | 30 |
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| 炎症・変性疾患 | 3 | 18 | 116 | | | 64 | 201 |
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| 美容(手術) | | | | | | 6 | 6 |
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| その他 | | | 26 | | | 4 | 30 |
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| Extra レーザー治療 | | | | | | | |
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